改行タグ(br)
文章の途中で強制的に行を変えるためのタグ。終了タグを持たない空要素。
brタグ=「改行」だけを行う特殊タグ
`
` は「Break(改行)」の略で、文章の途中で強制的に改行を挿入するためのタグです。最大の特徴は、終了タグ(``)を持たない「空要素」であることです。
このタグを置いた場所で文章が途切れ、次の文字は新しい行から始まります。ただし、段落(`
`)のように上下に余白は生まれません。
基本的な使い方
1行目の文章です。<br>
2行目の文章です。<br>
3行目の文章です。
2行目の文章です。<br>
3行目の文章です。
適切な使用場面
`
` タグは、「意味のまとまりは続いているが、視覚的に改行したい」場合にのみ使うべきです。
- 住所: 郵便番号、都道府県、市区町村を別々の行に表示
- 詩や歌詞: 各行が独立した意味を持つが、全体で一つの作品
- 署名: 名前、役職、連絡先を縦に並べる
適切な使用例:住所
<p>
〒100-0001<br>
東京都千代田区千代田1-1<br>
千代田ビル3F
</p>
〒100-0001<br>
東京都千代田区千代田1-1<br>
千代田ビル3F
</p>
❌ よくある間違い:レイアウト目的での乱用
初心者が最も陥りやすい罠が、「見た目の余白を作るために `
` を連打する」というものです。
❌ 悪い例
<p>これは最初の段落です。</p>
<br><br><br><br>
<p>これは次の段落です。</p>
<br><br><br><br>
<p>これは次の段落です。</p>
この書き方には以下の問題があります:
- セマンティクスの欠如: 検索エンジンやスクリーンリーダーは、これを「段落の区切り」として認識できません。
- 保守性の低下: 余白の調整が必要になるたびに、すべての `
` を手作業で修正する必要があります。 - レスポンシブ対応の困難: スマホとPCで異なる余白が必要な場合、対応できません。
✅ 正しい代替案
段落間の余白を調整したい場合は、CSSの `margin` プロパティを使いましょう。
✅ 正しい例
/* CSS */
p {
margin-bottom: 2rem;
}
/* HTML */
<p>これは最初の段落です。</p>
<p>これは次の段落です。</p>
p {
margin-bottom: 2rem;
}
/* HTML */
<p>これは最初の段落です。</p>
<p>これは次の段落です。</p>
アクセシビリティへの影響
スクリーンリーダーは `
` タグを「短い間」として読み上げます。過度に使用すると、聴覚的に不自然な間が生まれ、ユーザー体験を損ないます。
まとめ
`
` タグは「意味は続いているが、行だけ変えたい」という限定的な場面でのみ使用しましょう。レイアウト調整には、常にCSSを使うのがプロの流儀です。