データ活用

データ構造

情報をひとまとめにして管理し、効率よくプログラムを動かそう

データ構造とは?情報の「整理箱」

プログラムを作る上で、データをどのように保存・管理するか(=データ構造)は非常に重要です。「順番に並べるのか」「名前をつけて管理するのか」「重複を許さないのか」など、目的に応じて最適な「箱」を選ぶことで、コードの効率と書きやすさが劇的に変わります。

リスト (list)

[ ] 順番に並べる。変更可能。最もよく使われる。

タプル (tuple)

( ) 順番に並べる。変更不可。定数リストとして使う。

辞書 (dict)

{ } キーと値のペア。検索が非常に速い。

集合 (set)

{ } 重複なし。数学的な集合演算が得意。

1. リスト (List):万能選手

なんでも入れられる、伸縮自在の配列です。

Python
colors = ["Red", "Green", "Blue"]
colors.append("Yellow") # 追加
print(colors[0])        # "Red"(インデックスは0から)
print(len(colors))      # 4(長さ)

2. 辞書 (Dictionary):検索のスペシャリスト

「ラベル(キー)」を使ってデータを取り出します。リストのように「何番目」と数えるのではなく、「名前」で管理したい時に使います。

profile = {
    "name": "Tanaka",
    "age": 25,
    "email": "tanaka@example.com"
}
print(profile["name"]) # "Tanaka"

3. タプル (Tuple):書き換え禁止のリスト

一度作ったら中身を変更・追加・削除できません。これにより、「誤ってデータを書き換えてしまうバグ」を防げます。関数の戻り値や、設定値の定義によく使われます。

# 座標などを表すのに便利
location = (35.6895, 139.6917)
# location[0] = 36.0  <- これはエラーになります!

4. 集合 (Set):重複を許さない

ユニークな要素だけを保持します。「リストから重複を取り除きたい」といった時に便利です。

members = {"A", "B", "A", "C"}
print(members) # {'A', 'B', 'C'} (重複していたAが1つ消える)

まとめ:使い分けのコツ

  • 順序が大事で、変更するなら → リスト
  • 順序が大事で、変更しないなら → タプル
  • 名前で検索したいなら → 辞書
  • 重複をなくしたいなら → 集合

これらを適切に使い分けることが、脱初心者への第一歩です。