出力とデバッグ
print():プログラムの実行結果を画面に表示しよう
print()は「プログラムの窓」
プログラムは通常、目に見えないメモリの中で計算を行っています。その計算過程や結果を、私たち人間が見える画面(コンソール)に出力してくれるのが `print()` 関数です。「窓」を開けてプログラムの中を覗き込むようなイメージです。
1. 基本的な使い方
文字を表示する時はクォーテーション `"` か `'` で囲みます。数値や変数はそのまま記述します。
Python
print("Hello World!")
score = 100
print(score)
2. 出力をカスタマイズする
`print()` 関数には、あまり知られていないけれど便利なオプションがいくつかあります。
区切り文字を変更する (sep)
カンマで区切った複数の値を表示する時、デフォルトではスペースが入りますが、`sep` オプションで好きな文字に変更できます。
print("2024", "01", "01", sep="-")
# 出力: 2024-01-01
print("A", "B", "C", sep=", ")
# 出力: A, B, C
改行を制御する (end)
通常、`print()` は最後に自動で改行します。これを防ぎたい(続けて表示したい)場合に `end` を使います。
print("Loading", end="...")
print("Done!")
# 出力: Loading...Done!
3. f-string:最強のフォーマット
Python 3.6以降で使えるようになったこの機能は、文字列の中に変数を埋め込む最も推奨される方法です。文字列の前に `f` を付けるだけです。
name = "Tanaka"
age = 25
# 従来の古い書き方
print("私は" + name + "です。年齢は" + str(age) + "歳です。")
# f-string(推奨)
print(f"私は{name}です。年齢は{age}歳です。")
計算式も中に書けます: `f"{age + 5}歳"` → `"30歳"`
4. 複雑なデータを見やすく (pprint)
巨大な辞書やリストをそのまま `print` すると、一行にズラーッと表示されて解読不能になります。そんな時は `pprint` モジュールを使いましょう。
from pprint import pprint
data = {"users": [{"name": "A", "id": 1}, {"name": "B", "id": 2}]}
pprint(data)
データが整形され、インデント付きで美しく表示されます。
まとめ
プログラミング学習の最初のうちは、とにかくこまめに `print()` して「今、変数はどうなってる?」を確認する癖をつけましょう。これが最強のデバッグ(バグ修正)手法です。